「私、女優よっ!」稽古場レポート

9月2日、初日も徐々に近づき熱気を帯びる稽古場に、取材でお邪魔させて頂きました。
この日は立稽古二日目。出演者全員が揃っての立稽古は初めてとのお話でした。

今回は写真を撮らせて頂いただけでなく、インタビューもさせて頂きました。

稽古は第一幕第一場のプロローグから。
「とんでもないよ芸能界」の曲に乗せて出演者が次々に登場します。

演出の橋爪貴明さんから動きの指示が次々に出されます。
演出家の指示が出る度に役者の演技が変わっていき、あっという間にその場面が出来上がってしまいます。
さすがプロだなぁと感心してしまいました。

写真は第一幕冒頭のシーン演出中の、演出家の橋爪貴明さんと桃子役の山田麻由さん、緑役の菊地砂織さん(左から)。

続いて、マネージャー・恵子役の大峯麻友さん登場。
皆さんの登場の仕方も、本番ではとても面白いものになるようですよ。

写真後方は出番待ちの宮川浩さん。

「タン・ビエットの唄」でも共演された宮川浩さん。
今回は調子が良くていい加減なプロダクション社長・大平楽太役。
登場から笑わされっぱなしです。

 ♪ 私たちは?金の卵じゃなかったの?(緑、桃子)
 ♪ ああ・・・あとどれくらいもつか・・・(楽太)

女好きの演出家・高柳誠役の沢木さんがいよいよ登場。

 ♪僕の演出で 女優が ほら 魔法にかかり
   見違えるように さらに輝き出すのさ〜

周囲の迷惑を無視してマイペースで歌います。

曲の流れとそれぞれの動きを確認していきます。
日々練り上げられていき、この日の演技と本番の舞台の演技とは全く違ったものになっているでしょう。

そして舞台は第2場へ。誠と別れ芸能界へ復帰すると言う梨花(峰さを理さん)が現れ、かつて梨花に夫だった誠を奪われた舞子(高汐巴さん)と睨み合います。
そこで、プロダクション社長の楽太はとんでもないプランを二人に持ちかけます・・・あとは見てのお楽しみ。

公演初日まであとわずか。
楽しみに待ちましょう!

出演者全員の写真を撮らせて頂きました。

(前列左から)
高汐巴さん、演出の橋爪貴明さん、峰さを理さん
(後列左から)
沢木さん、菊地砂織さん、大峯麻友さん、山田麻由さん、宮川浩さん

お忙しいところ本当にありがとうございました!

スタッフ・キャストインタビュー

沢木さんに今回のミュージカルコメディについてお話をお聞きしました。

Q:「タン・ビエットの唄」のハインや「森は生きている」の老兵など最近演じられた役とは180度違う役ですが、どのように取り組まれていますか?
A:「タン・ビエットの唄」では、ベトナム戦争の極限状態の中で少年兵からヤクザになり、その次はメルヘンの世界で老兵をやって、今度は女ったらしのろくでもない男というかプレイボーイになり、そしてこの後は八雲になる。一年間にこんなにいろいろなキャラクターを演じられるのは本当に幸せなことで、役者名利につきると言えます。
「私、女優よっ!」の役は役柄としては新境地開拓で、その後に控えるのがまた新しい試みのソロミュージカルYAKUMOと、今年残された二本が難しくて凄いプレッシャーを感じていますが、これを乗り越えられれば、僕自身の人生も少し変わっていくんじゃないかという気がしています。
どちらも本当に難しくて正念場を迎えているな、という感じですね。前に演った老兵が今回のプレイボーイの役に立ち、このプレイボーイの役が次の八雲の役に立てばいいなと思っています。
「私、女優よっ!」は リアルを越えたリアルというか、そこがとても難しくて、でもあくまでもリアルに演ってみたいなと思っています。
とかくコメディと言うのはリアルを忘れて面白おかしく演じてしまうけれどもそれを避けてリアルに演じ、なおかつリアルを越えるところはお客様との交流のところでリアルを越えようと計画しています。
また、お客様との交流のあるこの作品が次のYAKUMOのナレーションの部分に繋がっていくのではないかと感じています。
YAKUMOではナレーションがあってお客様との交流があって、それから劇中に入っていき、それからまたお客様との交流があり、そこからまた劇中に入る、そのあたりにとても役に立つのではないかと考えています。

主演の峰さを理さん、高汐巴さんにもお話を伺うことが出来ました。

Q:「私、女優よっ!」の台詞の中に日常生活でも女優を演じている、というような台詞がありますが、ご自身でそう感じることはありますか?
A:(お二人とも)普段ですか?本当はもう少しあったらいいでしょうけど。
  (高汐さん)もう普通以下ですよ。ひどいもんで。
  (峰 さん)だめだねぇ(笑)。もっと持った方が良いんだろうと思うんです。お互いに。
  (高汐さん)う〜ん、普段は自分の本名に戻りたいと思うので。その時にエネルギーを蓄えたり。
Q:エネルギーを蓄えるためにどのようなことを心掛けていらっしゃいますか?
  (高汐さん)自分自身でいるってことですね。 本名の自分でいる。
  (峰 さん)切り替えるってことでしょ。
  (高汐さん)うん。色々なタイプの人がいるけどね。普段もそう、きっちりしている人もいますよ。でも私は性格がずぼらなので。
  (峰 さん)時々言われますよ。忘れてない?って(笑)。
  (高汐さん)うちはもう慣れているから・・ ・言ってもだめだって(笑)。
  (峰 さん)自分にちゃんと戻る時間も無いと。色々な役を演りますでしょ。
        そんな時一度自分に帰って、また次の役にいかないとみんな同じになっちゃうような気がするし。
Q:沢木さんってどんなひとですか?
A: (峰 さん)楽しい方ですね。
  (高汐さん)明るくて、ムードメーカーでらっしゃって。
  (峰 さん)今回始めてご一緒させて頂くのですが、よくお話になる方よって伺っていて、なるほどって(笑)。
  (高汐さん)明るいんですよね。素晴らしいことですね、本当に大事なことだから。楽しく御一緒させて頂いてます。
  (峰 さん)本当はすごく気を遣う方なんでしょうね。
  (高汐さん)そうだと思う。

お二人はかつて宝塚歌劇団でそれぞれ組のトップスターを務められた方です。緊張した管理人の下手なインタビューに真剣に答えて下さいました。お忙しいところ本当にありがとうございました。

脚本、作詞の西村由紀さんに今回の作品についてお話を伺いました。

この作品は、最初に主演のお二人が決まったんです。それで、二人の女優のどんな話にしようかと考えていると、まずタイトルがパッと浮かんできて、そして二人がひとりの男を取り合っていることにしたらどうだろうか、そしてその男がプレイボーイで・・・と構想が出来て来たんです。
で、そのプレイボーイをだれにするか、と考えている時に沢木さんのホームページを拝見して、その写真を見て「あ、ぴったり!」って思ったんです。(註:リニューアル前のトップページの写真の方です)
その時はまだ、お会いしたことがなかったんですけれど、イメージがワ−っと湧いてああいうキャラクターが出来て、あとで実際にお会いしてみたらピッタリだったんですよね。喜んでます(笑)。

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